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動脈硬化

そもそも動脈硬化ってどんなもの?

近年リスクが上昇している動脈硬化と水素水の関係性について、基礎知識を踏まえて解説していきます。動脈は、心臓から多くの栄養や酸素を含んだ新鮮な血液を送り出す際に通る血管です。ところが、動脈硬化になるとコレステロールや中性脂肪などが蓄積して血管が硬く弾力がなくなり、心臓がいくらがんばってもうまく循環させることができなくなります。そのため心臓が無理をして血圧が高くなるなどの症状が表れてきます。また血管の内側にどろどろとした部分ができて内部に蓄積し、一部が狭くなったり詰まってしまうことがあります。時にはもろくなって破れてしまうこともあるといいます。すると全身へ届けられるはずの栄養や酸素が届かなくなり体の機能が正常に働かなくなります。動脈硬化ははっきりとした症状がないので早期発見が難しい病気です。

動脈硬化を甘く見ると命にかかわるような重い病気を引き起こすことがわかっているみたいです。動脈硬化って自覚症状がないからなおのこと厄介ですよね。痛みが出たら既に手遅れかも!?もっと早くから予防と対策をしておかなければ大変なことになりかもしれません。日常でできることを見つけましょう!

 

動脈硬化の原因・症状とは?

動脈硬化の原因・症状血管の老化現象が動脈硬化

動脈硬化とは、動脈の壁が厚くなったり、硬くなったりして本来の構造が壊れ、働きが悪くなる病変の総称です。血管の老化現象とも言われ、40歳以上のほとんどに多かれ少なかれみられると言われます。原因はまだはっきりわかっていませんが、危険因子が遺伝的な体質や食生活などと関わって起こると考えられています。

とくに要注意な危険因子と考えられているのが、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、喫煙、肥満、糖尿病、ストレス、運動不足などです。危険因子は複数ありますが、どれも相互に関係しており、組み合わさると、相乗効果で病気を進行させます。内臓脂肪型肥満に加えて脂質異常症、高血糖、高血圧のうち二つ以上を合併した状態をメタボリックシンドロームといいますが、これも動脈硬化による疾患の危険性がさらに高くなる状態です。

  • 脂質異常症

    血液中にLDLコレステロール(悪玉)やトリグリセライド(中性脂肪)が多く、HDLコレステロール(善玉)が少なくなる病気です。LDLコレステロールの値が高い状態が続くと、動脈硬化が進展します。一方、HDLコレステロールは血管壁にたまった余分なコレステロールを取り出し、動脈硬化の進展をおさえる働きがあります。また、トリグリセライドの値が高い状態が続くと心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などを発症する危険性が高まります。

  • 喫煙

    1日に25~29本のたばこを吸う人は、吸わない人に比べて心筋梗塞で死亡する危険度が2.1倍とする研究があります。また、喫煙で血が固まりやすくなり、血栓症を起こす危険も高まるとされています。受動喫煙にも注意が必要です。

徐々に血管が詰まっていく

動脈硬化の中でも多くみられるのは「粥状(じゅくじょう)硬化症」です。血管は内膜、中膜、外膜の三層構造になっており、内膜は内皮細胞で構成されています。高血圧や糖尿病などが刺激になって内皮細胞が傷つくと、血中の白血球が内皮細胞にくっつくようになり、これが「マクロファージ」となります。

血中のコレステロールが多すぎると、このマクロファージが脂肪物質を取り込んでいきます。時間がたつとこのマクロファージ自体も崩れていきます。こうして内膜にお粥状に沈着したコレステロールや脂肪などを粥腫といい、これによって内膜が厚く硬くなるのが動脈硬化です。沈着したコレステロールや脂肪が血管の内側に向かって盛り上がり、血管が狭くなって血液の流れが悪くなり、臓器の働きが悪くなります。

その結果、血流と内膜の間に無理が生じ、内膜を覆っている内皮細胞が壊れて血栓ができて、血管が詰まる原因となります。お粥状の部分は、より崩れて血栓になりやすいようです。体中のどの動脈でも起こりますが、特に起こりやすいのは脳動脈、頸動脈、冠状動脈、腎動脈、大腿動脈などで、重大な病気につながることも少なくありません。

無症状で進行するため、症状が自覚できるころにはすでに20~30年にわたって動脈硬化が進行していたと考えられています。脳動脈の場合、初期の症状はめまい、立ちくらみ、耳鳴りなどで、過労や興奮、ストレスなどによって起こりやすくなります。心筋に酸素や栄養を運ぶ冠状動脈では、内腔が半分程度まで狭くなっても自覚症状が起こらず、25%以下にまで進んだときに狭心症、心筋梗塞、心不全、不整脈などの発作が起こります。

腎動脈の効果が進むと、腎臓への血液流入が少なくなり、高血圧や腎機能障害が起こります。足の大腿動脈などに動脈硬化が起こると、「間歇性跛行(かんけつせいはこう)」という歩行障害が発生することがあります。これは、歩行をはじめ下肢の運動を行ったときに、下肢、特にふくらはぎに疲れ、だるさ、痛み、こむら返りなどの症状が起こり、歩行が困難になるものです。進行すると壊疽を起こすこともあります。

動脈硬化を治療するには?

治療方法

手術

動脈硬化が進んだ場合に行われる手術には、バイパス手術、血管内治療などがあります。バイパス手術とは、狭くなった部分に替わる新たな血管を移植し、血液を循環させる新しい経路をつくる方法です。身体の他の部分から採取した静脈や、人工血管などが使われます。血管内治療とは、小さなバルーンを先端に付けたカテーテルを動脈の中に入れ、血管の狭くなった部分でふくらませるものです。

薬物療法

薬物療法では、血小板の凝集を抑制する薬物を使います。血小板は血栓という血の塊をつくって止血を行う成分です。抗凝固薬、抗血小板薬、血栓溶解薬などが使われます。

動脈硬化を改善・予防するには?

かつて、リウマチは栄養状態が悪い人がなる病気といわれたことがありました。現在はそういう言い方はされなくなりましたが、「栄養状態が悪いと悪化する」という傾向は確かにあるそうです。そのため、良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルなどをしっかりとバランスよく摂取する必要があります。

改善方法

食生活脂質異常症を抑える食事療法

動脈硬化の危険因子の一つ、脂質異常症(高脂血症)を抑える生活改善法の一つが食事療法です。動物性脂肪や塩分、甘いものやアルコール飲料を控えて、食物繊維をたっぷりとります。そして肥満につながらないよう、食べ過ぎないようにして総エネルギーを抑えます。規則正しい食事をすることも重要です。

生活習慣適度な運動

LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らすのに有効です。また、運動をすると筋肉の血液必要量が増加し、その部位の血管が拡張します。血液の流れが増えると血栓ができにくくなり、動脈硬化症の進展も抑制されると言われています。体重コントロール、血圧是正、ストレス解消にもつながります。

生活習慣禁煙

喫煙は厳禁。最近では、喫煙は嗜好品ではなく依存症としてとらえられており、多くの病院では禁煙指導を行っています。禁煙の効果は、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患では比較的早く現れ、例えば女性の心筋梗塞の場合、発症危険度は禁煙後約2年で喫煙者の約半分、禁煙後5年で吸わない人とほぼ同じになるという研究結果があります。また脳卒中の危険度も、禁煙後2年以内に急速に低下するという研究があります。

水素水と動脈硬化の関係とは?

活性酸素排出への期待

水素水は動脈硬化の改善効果が見込めるのでしょうか。水素水には、活性酸素を効率よく排出する効果があるとされています。活性酸素とは、食事からとりこんだ栄養素を酸素で燃やしてエネルギーにするときに発生する物質で、免疫機能の一部としての働きもしますが、廊下やさまざまな病気を引き起こす原因にもなると言われています。このことから、水素水を飲むことで、活性酸素が効率よく排出され、動脈硬化の改善効果が見込めるのではないかという仮説が立てられます。

研究成果

1血管壁に蓄積したコレステロールを除去

高コレステロール血症と診断された、35歳から60歳の68名に対して行われた臨床試験を紹介します。患者を、水素水を摂取させる群とさせない群にランダムに分け、被験者に毎日0.9Lの水素水または水を10週間摂取させました。水素水はアルミパウチ容器に入っているものを使用し、開封時の水素濃度は1.0PPmから1.2ppm。これを開封後5分以内に飲み切ってもらいました。そして血液サンプルを試験開始直後と10週目の2回採取しました。すると、水素水を飲んだ群では、血中のHDLコレステロール(悪玉)の量が減少し、LDLコレステロール(善玉)に含まれるたんぱく質の一種で、血管壁に蓄積したコレステロールを除去する働きのある物質は顕著に増加していました。

執筆者 Song G1, Lin Q1, Zhao H1, Liu M1, Ye F1, Sun Y1, Yu Y1, Guo S1, Jiao P1, Wu Y1, Ding G1, Xiao Q1, Qin S1.
公開年 2015年
論文名 Hydrogen Activates ATP-Binding Cassette Transporter A1-Dependent Efflux Ex Vivo and Improves High-Density Lipoprotein Function in Patients With Hypercholesterolemia: A Double-Blinded, Randomized, and Placebo-Controlled Trial.
結論
直接的な効果は研究段階。
ただ、体質改善のサポートには使えそう!

動脈硬化の治療には緊急の場合には手術が行われ、また、薬物治療もありますが、体のコンディションを整え、安定した生活環境をつくることも大切です。前段で紹介した研究データでは、高コレステロール血症の患者が水素水を10週間飲んだことにより、脂質異常症が改善され、また血管壁のコレステロールを除去する物質が増えたと報告されています。

脂質異常症は動脈硬化の重要な危険因子の一つです。また血管壁のコレステロールは、動脈硬化を進める物質そのものです。このことから、水素水を飲むことが、動脈硬化の進行を遅らせることにつながる可能性が示唆されます。このデータにより研究グループでは、10年後に心疾患を発症するリスクを、ACC/AHAガイドラインに基づいて算出しました。リスクの減少傾向はみられましたが、統計学的な有意差は得られませんでした。

やはり水素水は研究段階にあり、効果そのものが完全に科学的に証明されていると言えるものではありません。作ったあとの保存方法や、時間による水素の減失防止なども未解決の部分が多いのです。しかし、普段から体の状態を安定させることが大切だとしたら、副作用もない水素水を試してみる価値はあるでしょう。

水素水は、持続的に飲用しないと効果は期待できませんが、動脈硬化以外にも、さまざまな症状への効果が見込まれていますので、効果を期待しつつ飲み続けてみてはいかがでしょうか。

4つのタイプでどれが1番?水素水の取り入れ方を比較