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パーキンソン病

パーキンソン病ってどんな病気?

パーキンソン病は原因が解明されていない病気です。ただその成り立ちは、中脳の黒質から分泌されるドーパミンが正常に分泌されず20%以下になることで神経系の伝達がうまくいかなくなり、震えや痺れ、機能障害などが起こると言われています。その症状は多彩で、初期には震えや筋肉のこわばり、無動とよばれる体の動きが小さくなる状態や姿勢がスムーズに変えられなくなる姿勢障害の4つがみられます。さらに自律神経機能の低下をはじめ、低血圧、立ちくらみ、排泄障害、発汗障害、睡眠障害、物忘れ、性機能の低下などのほか、うつ症状があげられます。血液検査やレントゲンでは異常がなく神経内科などで専門的な診断を受ける必要があります。

パーキンソン病という病気は初めて聞きました。歩けなくなる、動けなくなるって凄く怖いですね。それに原因がよくわかっていないのも不安ですよね。急にこんな症状が出たらびっくりします。こまめに検査に行ったりして健康管理しなくちゃいけないなと思いました。

 

パーキンソン病の原因と症状

ドーパミンの分泌が通常の20%以下に低下する病気

パーキンソン病とは、中脳の中の黒質でつくられる神経伝達物質のひとつ・ドーパミンの分泌が通常の20パーセント以下に低下する病気です。ドーパミンが減少すると、運動機能を司る神経系(錐体外路系)の伝達がうまくいかなくなります。

パーキンソン病にかかっていても、血液検査やレントゲンでは異常はみられないため、神経内科などの専門医に診断をしてもらう必要があります。10万人に100~150人(1000人に1人~1.5人)ぐらいの割合で発症します。ただし、60歳以上では、10万人に1000人(100人に1人)と、確率が高くなります。そのため、高齢化社会の現代では、患者さんが増えている病気です。原因が解明されていない難病です。

症状

  • 無意識のうちに手足が震え

    無意識のうちに手足が震えます。始め片方の手から始まり、次にその手と同じ側の足、続いて反対側の手、最後に反対側の足へと症状は広がります。本人が強く意識して震えをとめようとするととまりますが、進行すると、眠っているとき以外は、常に震えた状態になります。

  • 筋肉のこわばり

    進行すると、関節が変形してしまうこともあります。

  • 無動

    動作がとても遅くなり、表情も乏しくなります。特に、最初の動作を始めるまでに時間がかかります。それは話す場合も同じで、最初の一言がなかなか出ないということもあります。このように、動作が極端に遅くなることを「無動」と言います。

  • 歩行困難

    姿勢を保つのが難しくなり、歩行が困難になります。背筋をピンと伸ばすといった姿勢がとれなくなり、上半身が前かがみになります。また、手足を伸ばすのも困難で、ひじやひざが軽く曲がった状態なります。大股でさっそうと歩くことはできず、歩幅は小さく進み方も少しずつです。こうした姿勢で歩くため、転びやすくなります。

このほか自律神経機能の低下や低血圧、立ちくらみ、排泄障害、発汗障害、睡眠障害、物忘れ、性機能の低下、うつ症状などがみられることがあります。

パーキンソン病の治療・改善するには?

治療方法

薬物療法ドーパミンを補充する

パーキンソン病はドーパミンの分泌が低下するために起こるので、ドーパミンを補う治療をします。この時、ドーパミン自体を服用しても脳に届かないことから、脳内のドーパミン受容体に取り込まれるとドーパミンになるドーパミン前駆物質L-ドーパを処方します。L-ドーパが効果的なのは、症状が進んでも末期になるまでドーパミン受容体は機能を失っていないからです。

このL-ドーパは、腸内で吸収され、血液で脳内まで運ばれますが、この時、一部、腸や血管内でドーパミンに変わってしまったり、脳内に運ばれるまでに分解されてしまうことがあります。投与したL-ドーパがなるべく多く脳内のドーパミン受容体にたどりつくようにするために、腸や血管内でドーパミンになるのを邪魔する阻害薬やドーパミン受容体に届く前に分解されるのを防ぐ阻害薬などを使う場合があります。

神経伝達物質には、ドーパミンのほかアセチルコリンという物質があり、この二つはバランスのよい割合を保っています。 ところが、パーキンソン病になると、ドーパミンが極端に減少するため、二つのバランスが崩れてしまいます。そこで、バランスを正常に近づけるために、アセチルコリンを少なくする抗コリン薬が使われることもあります。

手術視床下核機能を麻痺させて運動機能を回復させる

薬物療法では症状が改善しない、あるいは胃腸障害があって薬物療法による副作用が心配される場合には、手術を行います。手術では、頭に小さな穴をあけ、そこから微小な電極のついた針を入れ、この針を使って脳内の視床下核を刺激して麻痺させます。

実は、視床下核には、運動を抑制する機能があると考えられています。そこで、この運動抑制機能を麻痺させて運動機能の抑制をなくす→結果として、体を動きやすくさせるのが狙いです。これを脳の定位手術と言います。連想すると、難しそうに聞こえますが慎重に専門医が行えば、出血も少なく、術後の合併症も起きにくい安全な手術です。

改善方法

生活習慣楽しく過ごすことを心がける

テキパキとした動作ができない、筋肉がこわばるなど、ツラい症状に悩まされますが、できるだけ明るい気持ちを持つようにしましょう。実は、何かに夢中になったり、恋愛してドキドキしたり、自分が好きなこと、たとえばカラオケを歌ったりといったことをして楽しいと感じると、ドーパミンが分泌されます。もちろん漫才や落語を見て、笑ったりする時にもドーパミンが分泌されます。

そのほか、意欲を持って何かに取り組んでいる時にもドーパミンは分泌されるそうです。つまり、毎日を楽しむこと、人生を充実させること、やりがいを見つけることが、パーキンソン病の症状改善に役立つというわけです。体を動かすことは苦手になったけれど、気持ちのうえでは元気いっぱい!これが、パーキンソン病改善の秘訣といえそうです。

生活習慣体を動かす

激しい運動は体への負担が大きくオススメできませんが、適度な運動は症状改善が期待できます。ゆったりした気持ちでの散歩やストレッチを行い、体力が落ちないようにしましょう。散歩なら1日8000歩を目標にしましょう。また、ストレッチを続けることで、前かがみや斜め横になる動きがしやすくなると言われています。ストレッチする時は、できれば鏡の前で行いましょう。自分ではまっすぐに伸ばしているつもりでも、実際は斜めになっていることが多いものです。せっかくストレッチするなら、鏡を見ながら、まっすぐな姿勢を目指しましょう。

生活習慣食物繊維と水分を十分に摂り「便秘対策」

パーキンソン病の治療薬には、腸内の蠕動運動(食べ物を運ぶ動き)を鈍らせる作用があります。服用している患者さんは、便秘になりやすいのです。また、パーキンソン病になると、自律神経機能が低下し、便秘になりやすくなります。食物繊維と水分をたっぷり摂って、便秘対策することを忘れずに。決まった時間にトイレへ行き、排便の習慣づけをしておくのも良い方法です。

便秘でなくても、水分をたっぷり摂るようにします。1日コップ4~8杯の水を飲みましょう。もし、カフェイン飲料を飲む時は、それと同量の水分を摂るようにしましょう。

水素水とパーキンソン病の関係性

水素水の抗酸化作用はパーキンソン病に有効?

パーキンソン病の原因は解明されてはいないのですが、一説には活性酸素による酸化ストレスでドーパミンが減少してしまうのではないかとの説があります。

研究成果

1パーキンソン病の進行が抑制

2009年、九州大学薬学大学院とパナソニックのグループが、マウスを使って、水素水がパーキンソン病に対して効能があるのかどうかを実験しました。その結果、水素水を飲ませたラットやマウスでは、パーキンソン病の進行が抑制されたそうです。しかも、細胞レベルで観察したところ、細胞内の酸化が抑制されていることがわかりました。つまり、細胞レベルにまで水素水の水素分子が到達し、そこで細胞内の活性酸素を除去できたのではないかと考えられるわけです。また、パーキンソン病に対する水素の効能に関して、水素濃度が高ければ高いほど効果的というわけではなく、0.08ppm程度の低濃度水素水でも十分な効能があることが報告されています。

前後の酸化ストレス、インシュリンの抵抗性、糖代謝の変化を調べたところ、水素水を飲んだグループはLDLコレストロールと酸化ストレスが減少し、インシュリンの働きを良くするとされるアディポネクチン値や活性酸素を分解する抗酸化酵素の量が上昇していました。さらに一部の患者はインシュリンの放出が改善したと報告がなされました。

執筆者 Kyota Fujita et al(九州大学薬学大学院他)
公開年 2009年
論文名 Hydrogen in Drinking Water Reduces Dopaminergic Neuronal Loss in the 1-methyl-4-phenyl-1,2,3,6-tetrahydropyridine Mouse Model of Parkinson’s Disease

2パーキンソン病の進行を抑制

2012年、名古屋大学などの研究グループは、水素水ではなく水素ガスを吸引させた場合、パーキンソン病の進行を抑える効果はないと発表しました。血中の水素濃度を高めるには、水素ガスを吸引するのが最も効率が良いとされています。そこで、水素ガスを吸引させたのですが、かえって水素の効能が失われてしまったそうです。このことから、パーキンソン病の進行を遅らせるには、血中の水素濃度が高すぎては効果がないとの結果が得られました。この結果から、水素水がパーキンソン病の進行を抑制する働きがあるのは、細胞内での水素の作用によるものではないかとの仮説が成り立ちます。

執筆者 M. Ito et al(名古屋大学)
公開年 2012年
論文名 Drinking hydrogen water and intermittent hydrogen gas exposure, but not lactulose or continuous hydrogen gas exposure, prevent 6-hydorxydopamine-induced Parkinson’s disease in rats

3パーキンソン病統一スケール値の改善効果

2010~2011年にかけてパーキンソン病の患者さんを対象とした臨床試験が実施されました。実施したのは、順天堂大学の研究グループです。市販の水素水サーバーでつくった水素水を毎日1リットル、48週間飲んでもらうというものです。水素水の濃度は1.6ppm、水素水を飲むグループは9人の患者さんでした。結果は、9人のうちの2/3にあたる6人の患者さんが、統一パーキンソン病評価尺度の評価が改善しました。さらに、水素水を飲んだグループと飲んでないグループを比較したところ、飲んだグループのほうが、この評価のスコアが平均5.5ポイントも改善しました。

執筆者 順天堂大学医学部
公開年 2013年
論文名 Pilot study of H2 therapy in Parkinson’s disease: a randomized double-blind placebo-controlled trial. Mov Disord
結論
水素水はパーキンソン病に効果的!…かも

パーキンソン病は脳のドーパミン低下による病気であることはわかっています。水素水がパーキンソン病に有効と考えられる理由の一つに、水素分子がとても小さいので、脳関門を通り抜け、細胞にまで浸透することが挙げられています。細胞そのものに浸透できるということは、血管が通っていない関節や軟骨にまで届くということです。そのため、水素による関節や軟骨内の活性酸素の除去効果が、運動機能が低下しているパーキンソンン病患者さんにとって朗報になるのではないかという期待もあるそうです。

パーキンソン病患者さんへの臨床試験の結果を見ると、水素水を試してみようと思った方も多いのではないでしょうか? 何かを試す時、その副作用が心配になるものですが、水素水には副作用がないので、安心して飲めます。パーキンソン病治療薬を服用すると便秘になりやすく、この対策としても、十分な水分補給は欠かせません。症状の進行を抑制することを期待しつつ、毎日の水分補給として水素水を飲んでほしいものです。

4つのタイプでどれが1番?水素水の取り入れ方を比較