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水素水の濃度と効果

濃度が高ければ高いほど良いと思われがちな水素水ですが、濃度と同じ程度に大事なポイントがあります。水素水の正しい考え方を理解しましょう。

大事なのは「濃度」ではなく「含有量」

最近リリースされている多くの水素水は、その水素濃度の高さを競い合っている感があります。確かに水素濃度は、薄いよりは濃いほうが良いでしょう。しかしながら、どんなに濃度の高い水素水でも、水素が体内に吸収されなければ意味がありません。ボトル内の水素濃度よりも、どれだけの量の水素があなたの体に吸収されるのかが大事なポイントなのです。

濃度の単位(ppm/ppb)って何?

水素水のボトルの説明書きに、「1.0ppm」や「1000ppb」などの表記を見たことがあると思います。このppmやppbという文字は、水に溶け込んでいる水素の濃度を表す単位です。単純に数字が大きければ大きいほど、より多くの水素が溶け込んでいると考えて差し支えありません。ただし注意点が一つ。「1.0ppm」は「1000ppb」と同じということ。水素濃度を確認するときは、数字だけではなく単位までしっかりチェックするようにしましょう。

水素濃度の限界値

飽和状態の水素濃度の限界値は「1.57ppm」

「これ以上成分が溶け込むことができない」という状態のことを、自然界では飽和状態と言います。水素にももちろん飽和状態があるため、水の中に水素が無限に溶け込んでいくというわけではありません。ちなみに水素の飽和状態は、1気圧の中では1.57ppmまで。1.6ppmと概略的に説明される場合もありますが、厳密には1.57ppmです。

ところで世の中にある水素水の中には、1.57ppmを超えるの濃度の水素水も少なくありません。しかしこれは、容器の気圧を1気圧以上に上げて人工的に濃い濃度の水素水を作っているだけ。フタを空けた瞬間にその水素水は1気圧の環境に晒されるため、一瞬にして濃度は1.57ppmまで下がります。そして時間とともに、さらに濃度が下がっていきます。

製造した段階で2.0ppmや3.0ppmであったとしても、飲む段階で濃度が下がるならば意味がありません。自然界の法則の中では、1.57ppmを超える濃度の水素水を飲んでも、超える分の効能を期待することはできないのです。

効果がある水素濃度とは?

体内に摂取できる水素濃度の限界値

1気圧の環境の中では、水素は水の中に1.57ppmまでしか溶け込まないことを説明しました。では、1.57ppmの水素水を飲めば、そのすべてが体内に吸収されるのでしょうか?実は、そうではありません。たとえ1.57ppmの濃度の水素水を飲んだとしても、体内に吸収されるのは最大で0.4ppmまでということが、細胞生存率と水素濃度の関係を実験した放射線投射で判明しています。

お母さんが家にあるカレールーを全部使って、カレーライスを20杯作ったとしましょう。しかしながら家族は3人。20杯ものカレーライスを平らげることなどできません。体内に摂取できる水素濃度の限界値も、それと同じ話です。20杯のカレーライス(=1.57ppmの水素水)を作ることができたとしても、家族3人で食べられる量はせいぜい6杯(=0.4ppm)が限界。水素水の吸収率とは、そのようなイメージなのです。

飲んだ水素水の6割は体内から逃げる

ここで多くの人は「体内に摂取できる水素濃度の限界値が0.4ppmなら、濃度が0.4ppmの水素水を飲めば良いということ?」と考えるでしょう。この疑問に対して中部大学の研究グループは、驚くべき実験結果を報告しています。人の体内に摂取された水素は、その6割が吸収されずに体外へ排出される、という実験結果です。つまり、0,4ppmの水素水を飲んだとしても、体内に吸収されるのはその40%(0.16ppm)だけ、ということなのです。

この実験結果をもとに考えると、人が吸収できる水素の限界値0.4ppmを体内に残すためには、1.0ppmの濃度の水素水を飲めば良いといことになります(1.0ppm×40%=0.4ppm)。昨今、水素水がブームになり、各メーカーは水素濃度の高さを競い合う様相となってきました。しかしながら業界がどんな様相になろうとも、1.0ppm以上の濃度の水素水は、すべて0.4ppmまでしか体内に吸収されないことを理解しておきましょう。

高濃度を選ぶ必要性

必要なのは「高濃度」ではなく1.0ppmが保たれるか

説明した通り、1.0ppmの濃度を超える水素水を飲んでも1.0ppmまでの効能しか期待できません。それならば1.0ppmと表記された水素水を飲めば良いのかと言うと、そうも簡単な話ではありません。なぜならば水素水は、運搬の過程、ユーザーの口に入るまでの過程で、少しずつ濃度が下がっていくからです。したがって水素水を選ぶ際には、充填時の水素濃度が1.0ppmあるかではなく、飲用時に1.0ppmが保たれているかどうかを確認しなければなりません。